デザイナーの建てる注文住宅

注文住宅には、さまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。その分、建売住宅と比較しても注文住宅はお金がかかるのです。同じ条件の建物でも500万円から1000万円ぐらい高くなります。もちろん、注文住宅は多彩な魅力を持っていますので費用が高くなるのは仕方がないと言えるかもしれません。

最近注目されている注文住宅はデザイン住宅です。デザイン住宅の魅力は何と言っても他の住宅よりもデザインにこだわった設計をすることができることではないでしょうか。デザイン住宅を建てる場合にはデザインを担当するデザイナーを1人選ぶ必要があります。デザイナーを選ぶ場合には過去にどんなデザインの住宅を建てたことがあるかを調べてから選ぶべきです。

デザイナーにも得意や不得意があります。例えば、和風住宅のデザインを得意とするデザイナーに洋風の住宅をデザインしてもらうのは少し無理があります。勉強に例えるならば英語の先生に理科を教えさせるようなものです。やはり、得意としているデザインを担当してもらうべきです。

デザイナーを利用する場合には、デザイン料がかかります。住宅の価格のおよそ1割から2割ぐらいはかかると考えておけばいいでしょう。デザイナーを利用する場合の注意点はデザインに非常に時間がかかることがある点です。普通、注文住宅を建てる場合には設計から始まり半年程度で完成しますが、デザイン住宅は1年ぐらいはかかるのが相場で、中には1年半ぐらい時間をかけるデザイナーもいます。

半年以内にできると思っていたら1年半ぐらいかかってしまったとすれば施主としても大幅に予定が狂ってしまいます。できれば事前にどれくらいの期間がかかるかを聞いておきましょう。