注文住宅で失敗しないために必要な知識とは

注文住宅は自由設計が魅力ですが、自由ゆえに設計の難しさはあります。昔から家は3度建てないとなかなか満足いく家にはならないといわれています。これは1度目に失敗し、2度目で改善をしてもまだ不満な箇所が出てきて、その反省を生かしようやく3度目の住宅を建てる時には買主の満足感を満たす住宅に仕上がるということです。当たり前ですが、この言葉をそのまま真に受けてはだめで、普通は2度も3度も家を建てることはありませんので、ほぼ一発勝負になります。

そこで、一発勝負の注文住宅の建築をするときに失敗しないようにするには事前に失敗事例を知っておくことです。注文住宅のよくある失敗例のひとつに要望を出しすぎることがあります。自由設計である以上いくらでも要望を出して理想通りの建築をすることは可能ですが、限られた土地に限られた予算の中であらゆる要望を詰め込むと、全体的に中途半端な造りの家になることがあります。例えば、前に住んでいた家は収納が少なかったので大きめのクローゼットをいくつも作りたいということと、部屋も狭かったので各部屋を大きくして開放感を感じるようにしたいという2つの要望はぶつかり合うことが多いのです。

もし、この2つの要望を満たすのであれば部屋数を1つ少なくするなど必要なところを削らなければならなくなるのです。それ以外でも、モデルハウスを見学した時にモデルハウスの造りが素晴らしいと感じ、ぜひ自分の家を真似しようと考えてもモデルハウスに近い造りにすると予算が2倍ぐらいに増えてしまうことがあります。ですので、希望がある場合でも優先順位を明確にした家づくりをする方がすべてを取り込んで中途半端に終わるよりはよいでしょう。

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