注文住宅と土地の選定

注文住宅を建てるのであれば、その前段として、注文住宅に適した土地を探すことになります。この土地の購入についても、ある程度慎重に検討しておかないと、あとで注文住宅を建てる上でさまざまな不具合が発生してしまうことになります。まず、土地の形状ですが、建築基準法のなかでは、4メートル以上の道路と接する部分が2メートル以上あることと決められていますので、この条件に該当し、注文住宅そのものの間取りが窮屈にならないように、できるだけ間口の広いものを選ぶとよいでしょう。道路に接する条件については、狭い道路であっても特例により可能な場合がありますが、実際に注文住宅を建てるにあたり、十分な幅員をもつ道路がなければ、資材をクレーンで吊り上げて移動させたり、手作業で敷地まで運びこんだりといった余計な手間がかかり、その分は建築費に上乗せされてしまいます。

また、傾斜地であったり、道路との高低差が大きな土地は避け、できるだけ平坦で四角形に近いような土地のほうが理想的といえます。高低差がある場合、擁壁を組んだり、高い基礎をつくる必要があるなどして、やはり建築費が高くなるという傾向があるためです。さらに、地盤についてもある程度堅固なところを選ぶべきです。もともと谷や沼地であった土地などは、地盤が弱く、沈下をおこしやすい上、地震の際も建物の倒壊などの心配があります。

分譲地であれば地盤の固さを示したN値とよばれる目安があらかじめ調査されていますので、確認をしたほうがよいでしょう。

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