注文住宅とローンのタイプ

注文住宅というのは、すでにできあがったものを購入する建売住宅とは違って、施主が使いやすいように間取りや内外装などを工夫することができるため、自由度という点では他のどのような方法よりもまさっているといえるでしょう。しかし、それだけに注文住宅を取得するための費用は高額になってしまうことがあり、年収の何倍にもなるというのはめずらしいことではありません。そのため、注文住宅をもし建てようとすれば、これまでに貯めた預貯金などの自己資金で全額を支払うのは困難となってきます。そこで便利なのが銀行や信用金庫、労働金庫などの金融機関で提供している住宅ローンです。

現在定職に就いていて、ある程度の年収の見込みがあれば、こうした住宅ローンの審査で断られるということはまずないといえますが、どのようなタイプのローンを借りるのかによって、あとあとの返済金額なども違ってきますので、気をつけておいたほうがよいでしょう。たとえば、変動金利型とよばれる住宅ローンでは、半年などの一定の期間ごとに金利が見直され、上下することがあります。もし返済期間中に金利水準が下がれば、それにあわせて返済金額も減ることになるため、返済は楽になります。ただし、借り入れた時点では将来の金利がわからないため、トータルの返済額が明確にならないほか、金利が高くなれば支払いも増えてしまいます。

いっぽう、固定金利型というのは、金利がかわらないローンのことで、あらかじめいくらを返済すれば完済となるのかの見通しが立てやすく、金利変動というリスクもありません。その反面、変動金利型にくらべて金利が高く設定されていることが多いというデメリットがあります。

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